第9回全国高等学校鉄道模型コンテスト閉幕 ―― 【特集1】共立女子と奈良工業を見る

17/8/7 22:30更新:スイッチバック駅のモデルは箱根登山電車だそうです。

 

正式名称では全国高等学校とは言いますが、中高一貫の中学生もSTAFFとして参加してます。かわいいもんです(丁稚扱い)。でも中学生の女子はいなかったよね。中高一貫で共学ってないもんね……

うちのモジュールは置いておいて(来年凄くがんばる)、他校のいくつかのモジュールを特集として紹介していきたいと思います。

まず今回は優秀な作品から見ていきましょう。一騎打ちだったと言われた共立女子と奈良工業です。


米国行き・文科相証は共立女子中高さんです。おめでとうございます。

(変な位置から撮ったので下が切れました。そして暗い。)

左半分が奥多摩にあるダム(白丸ダムと思われる)、右半分の石段は伊香保を取材しているそうです。スイッチバック駅は伊香保電気軌道伊香保線を取材していると思われます。箱根登山電車でした。

この画像からだとあまりにもわかりにくいですが、右半分は3次元的にかなり完成されていると思います。ただ、ダム部分がオマケという感じがします。まるでスペースが余ったから取ってつけたようです。高高鉄研の渓谷厨の先輩方なら、そのまま曲がった川にしてしまって、反対側も同じ高さの崖を作り、伊香保線の橋をもう一本架けてしまっているでしょう。あと時間があれば車両も自作してますね。特に車両がないのが非常に残念。

そもそも、このジオラマ、一見見るといい感じなんですが、チグハグです。伊香保の温泉街に、休日を過ごす人や古き電車のストーリーがあります。でも、すぐ隣にダムがあります。さらに地下には幹線が走っています。こんな状況ありえないでしょう。温泉街にストーリーはあっても、ジオラマ全体にストーリーは全く存在しないんです。

また、幹線(複線)沿線の温泉街はこんなに穏やかじゃありません。鬼怒川、湯田中、吾妻線沿線を見ればわかるとおりです。模型やゲームなら発展度合いも自由自在に変えられます。そして…


同じく秋の温泉街を取材した奈良工業(関東的な言い方だと奈良高専?いやさすがに全国標準か……)さんはきちんとそこらへんを抑えているように思います。山形の銀山温泉街を取材しています。建物が多層立てだったり、中を流れる河川がコンクリートで埋められていたりといかにも幹線沿線の温泉街です。また、室内照明だけでなく、HOの蒸気機関車のギミックを転用し、建物から湯気が出るのもとても面白いギミックです。


さて、東京芸術大学教授の審査委員長は、表彰式の好評の際に「私的には奈良工業が良い」旨の発言をされていました。以上のことを踏まえただけでも、たしかにその気持ちが沸いてきます。

また、審査委員長は「変に哀愁を求めて『じじくさく』ならないようにね、女子校だからそんなことはないとは思うんだけど」とも仰っていました。

私も奈良工業のほうが好きです。この記事としては、これ以上は踏み込みません。

投稿者:

akyus

akyus

鉄道研究部と写真部の部長です。 管理人でもあります。 撮影機材- カメラ: Nikon D80 レンズ: AF-S DX ED 18-135mm F3.5-5.6 G (IF)